ご存知ですか?BYOD

のっけから質問です。
BYODという言葉をお聞きになったこと、ありますか?

これはBring Your Own Deviceの頭文字をとった言葉で、「自分自身のシステムデバイスを持ち込む」が直訳。職場の各種クラウドサービスやWEB上のシステムを、自分のスマートデバイス(スマートフォンやタブレット)で使いまわす方式の事です。

今、BYODはセキュリティ面での安定性が確保されつつあり、国内でも急激に普及が進んでいます。例えばスケジューラーやメールだけでも、自分のスマホでスムーズに確認や更新・入力できたら非常に便利で生産性向上にもつながることでしょう。

興味深いのは、なぜ今BYODの普及が急激に進んでいるのかという点です。
そしてその背景には、スマートデバイスの普及があるといわれています。

スマートデバイス改革

日本では皆が持つようになったというだけでなく、スマートデバイスは私たちのコミュニケーションの「お作法」を大きく変えました。
チャット感覚で使えるLINEやViberといったショートコミュニケーターがネット上での相手との関係性や距離をぐっと縮め、「常に誰かにつながっている」状態を演出するに至っています。

つまり、私たちは常にスマホとにらめっこし、「スマホを通じて社会とコミュニケーションをとるようになりつつある」と言えます。仕事で使うツールやシステムも、同じスマホに放り込んだほうが全然便利でしょ、もうPCなんてカビの生えたデバイス使いたくないし」そういった従業員の声に押され、BYODがなし崩し的に浸透しているというのが現状のようです。
何らかの課題に直面した際も、すぐに情報共有できるためほとんどの導入企業で業務効率が上がっていると聞きます。

BYODは、まさにスマートデバイスの普及が人間のコミュニケーションのあり方を変え、「働き方」にまで影響を及ぼすようになった象徴的な存在といえます。

実はBYODに限らず、今ITの日々の急速な進歩をベースに「働き方」が大きく変わろうとしています。

新しい働き方を国も推奨へ

ワークスタイルの変革として、現在急速に導入が進んでいるのが「テレワーク」と呼ばれるワークスタイル、特にホワイトカラーが仕事をするために、ITなどを活用し、いつでも・どこからでも仕事ができるカタチです。

2013年に閣議決定された世界最先端IT 国家創造宣言では、「テレワーク導入企業を2012 年度比で3倍、週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカー数を全労働者数の10%以上にすること」が目標として掲げられていましたが、2017年にはさらにこれが「テレワーク導入企業を平成24年度比で3倍。 雇用者のうち、テレワーク制度等に基づく雇用型テレワーカーの割合を、平成28年度比 で倍増。 以上を通じて働く者にとって効果的なテレワークを推進」と引き上げられています。

資料:テレワークの普及における新たなKPIについて

当社でも、一部の社員に対し、週最低1日は会社へ出勤し、他の日は在宅勤務とする「テレワーク」を実践しています。彼らとのコミュニケーションは業務用スマートデバイスの貸与とITツールを活用し、いわゆるホウ・レン・ソウも滞らずチームメンバーの仕事状況を見える化し、セキュリティ面・利便性ともにかなう環境を作りました。
こういった制度を導入することで女性活躍推進も可能になり、労働生産性が向上しています。

「テレワーク」スタイルを実践する上で、見落としがちなのがコミュニケーションのことです。
企業風土や就業規則などの枠組みも大切ですが、風通しの良い仕事環境を作り、継続的に誰もが続けられる仕組みにフォーカスし検討されることをお勧めいたします!

おわりに

有力な人材が育児・介護を理由に離職することがなくワークライフバランスを重視した取り組みは、ダイバーシティマネジメントの観点からも、他の社員も働きやすい環境につながるため、従業員満足度が上がり全社的に離職率を低下させる結果につながります。

BYODを上手に使いながら、テレワークの導入など、新しいワークスタイルを取り入れることで、仕事の質の向上と生活の質の向上の両方を手に入れ、社員も企業もお互いに満足度を高め合える変革に乗り出しましょう!

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